落書きジャケのブーム到来!?

WRITER
DJ 吉沢 Dynamite.jp

どうも。最近コラムがネタ切れ気味のDJ吉沢dynamite.jpです。

さて、今回のネタを考えていたところ、ハングリーなレコード愛好家の中で密かなブーム(?)となり再評価されているものを発見しました。

その前に、皆さんレコードをジャケ買いした事がありますか?中身の音楽性云々より部屋に飾れるようなアートワークに惹かれて購入した人も多いのではないでしょうか?

ですが、そこまではよくある話。さらにハングリーな愛好家はジャケットの落書き具合に価値を見出している人が増えてる気がします。”気がします”と敢えて濁しておきますw

最近は「落書きジャケ高価買取!」とか記してる某レコード屋さんもあるくらいなので、これはブームの兆しではなかろうか?と勘違いしてるアホ、、、それが私でありますw

ところで。落書きジャケはリサイクルショップにはよくあるのですが綺麗めの中古レコード屋さんではほとんど取り扱いがありません。例え取り扱っていても廉価盤コーナーに追いやられ通常より安く叩き売りされているのが現状でしょう。落書きのサイズが大きかったり、状態が酷いものほど価格に比例してると思われます。

ですが80年代後半のレア・グルーヴ・ムーヴメントのように、それまで価値が見出されなかったものに価値が付くのが時代の流れであります。

そうなんです!一癖ある好事家にとっては落書きジャケはアートなのです!

しかしながら、そのほとんどは芸術性または娯楽性のないモノであって、発育期の子供が思うがままに描いたどうしようもないのがほとんど。そう言ったものは大概は子供向けのレコードなのですが、ごく稀にセンスのある落書きに遭遇します。個人的には笑える落書きが好きなのですが。

まずは岩崎宏美のこの7インチ・シングル。

シンプル・イズ・ベスト!書き過ぎなかったところにセンスを感じます。あどけなさ残る彫りの浅い醤油顔にシンプルな線を足しただけなのにこの破壊力!作者は前髪がパッツン揃った顔にクレオパトラやスフィンクスを感じ取ったのでは?と勝手に想像します。見事にエジプシャン・ビューティー風に仕上げた力作ですが、余白がある白いジャケットなので、子供ならぐちゃぐちゃに書き足されてたかも知れません。

さてお次は五木ひろしです。これは以前私のブログにも載せたのですが、再度こちらにも。

色んな意味でクオリティが高いです!恐らく子供が描いたのでしょう。大御所演歌歌手の顔面にも容赦なく大胆に塗りたくっております。虫歯になって泣いている五木ひろしと作者本人を投影させているのでしょうか?可愛らしいキャラクターですが頭や肩に乗っているのは虫歯菌なのでしょう。こちらはストーリー性が感じられる力作です。

そして80年半大ヒットしたEIGHTH WONDER/Stay With Me。

この画像は落書きジャケではないのですが、落書きされたものを以前所有しておりました。(ここからは想像して下さい。)そこには湯村輝彦(TERRY JHONSON)風のヘタウマなタッチでVo.のパッツィ・ケンジットに落書きが描かれておりました。明らかに子供の仕業ではない落書き。所有してる間、もし親に見つかったらこっ恥ずかしいジャケでしたので、とうの昔に手放した事を今は後悔しております。あのジャケは何処へ、、、?

結果として。

落書きジャケはレコード本来としての商品価値は下がるかもしれませんが、話のネタになる娯楽性と芸術性を兼ね備えておりますので、今後モノによっては価格ではなく価値が上がり、落書きジャケのプチブームの到来があるのでは!?と私は予想しますw


DJ 吉沢 Dynamite.jp
94~02年迄バンドTHEATRE BROOKのDJとして活動。2015年、リットーミュージックよりJapanese Groove Disc Guide「和モノA to Z」の監修・執筆を担当。近年の和モノ・シーンのトップDJである。
既存曲をそのままプレイするに飽き足らず、スクラッチやサンプラーを用いてのフィンガードラミングやマイク・パフォーマンスを交えたライヴ感120%!エンターテイメントDJ!!

世界中のレコードを、その手の中に

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