各国語の「I Will Survive」のお話

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DJ 吉沢 Dynamite.jp

「I Will Survive」・・・私も大好きな、言わずと知れたGLORIA GAYNORの大ヒット曲であります。この哀愁漂うメロディは、現在までジャンルを超越してさまざまなアーティストによってカヴァーされ続けている名曲中の名曲ですが、世界的なヒットとなったこの曲には各国の言葉で歌われたヴァージョンが存在するんですね。

という訳で、「I Will Survive」好きの私がシコシコ集めてきた英語圏以外のカヴァーをご紹介します。

◼GLORIA GAYNOR / Love Tracks (Polydor - 1978年)

まずはオリジナル。このアルバムからファースト・シングルとしてリリースされた「I Will Survive」ですが、もともとはB面の曲でした。ですがこちらの方が人気となり、以降はA面扱いとなったようです。



◼CARMIN / Quiero Vivir “I Will Survive” (Orfeon - 1979年) LP

メキシコのシンガーによるスペイン語のヴァージョン。このスペイン語訳は何と浅野ゆう子も日本語でカヴァーしたラテン・ディスコファンク「Chorus Line」で有名なキューバ出身のTITTI SOTTOが担当しており、曲中に1分強の長尺ブレイクがあるディスコ・ヴァージョン仕様です。ちなみに他はいなたいラテン歌謡みたいなのでイケてません。



◼REGINE / Je Survirai (Carrere - 1979年) 12”

ヨーロッパに参りまして、こちらベルギー生まれのフランス人シンガー、本名Régine Zylberbergによるフランス語ヴァージョン。オリジナルに忠実なアレンジです。



◼USHA UTHUP / 24 CARATS (INRECO - 1981年) LP

インド人女性シンガーによる脱力感が半端ないヒンディー語ヴァージョン「Lelo Dil Mera」。これは2年程前にDJで来日したビョークもビートが足されたヴァージョンでしたがプレイしてましたね。この他にもGIBSON BROTHERS「Cuba」、DONNA SUMMER「Hot Stuff」、私もDJプレイするMICHAEL JACKSON「Don’t Stop Till You Get Enough」のヒンディー語カバーが堪能できるDJ人気の高いアルバムです。



◼YOO YOUN SIL / ??? (TAE GWANG -1986年) LP

お次は隣国の韓国にもありました。ハングルが読めなくてタイトルが書けませんでしたが、B-5に収録されております。80年代後半なのもあり、原曲のストリングスの部分をチープなシンセで補ってるのが味があって良いです。ちなみにB-3は激しめのドラム・ブレイクからスラップ・ベースが唸るファンキー韓国歌謡って感じで、私はこちらもDJプレイします。



◼布施 明 / 恋のサバイバル (King - 1979年)7”

そして最後は日本語カヴァー。麻生よう子のヴァージョンと迷いましたが、ここは敢えて売れた方を選びました。クレジットを見て今気付いたのですが、編曲がソウルフルなアレンジに定評がある林哲司なんですね。どちらもレコード会社こそ違えど同年の5月にリリースされています。”サバイバル”の結果は布施明に軍配が上がったようですがw

・・・さて。ここまでの各国語の「I Will Survive」いかがでしたか?他にもドイツ語やトルコ語のヴァージョンも確認できましたが、恐らくもっと沢山あるのでしょうね。それほど世界各国の人々に愛された「I Will Survive」こそ歴史的名曲と言えるでしょう。私はこれからも地道に掘っていきたいと思います。


DJ 吉沢 Dynamite.jp
94~02年迄バンドTHEATRE BROOKのDJとして活動。2015年、リットーミュージックよりJapanese Groove Disc Guide「和モノA to Z」の監修・執筆を担当。近年の和モノ・シーンのトップDJである。
既存曲をそのままプレイするに飽き足らず、スクラッチやサンプラーを用いてのフィンガードラミングやマイク・パフォーマンスを交えたライヴ感120%!エンターテイメントDJ!!

世界中のレコードを、その手の中に

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