サイン蒐集家ゴベの
『サイン入りレコード A to Z』第2回

WRITER
五辺宏明

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。
珍しい苗字の為、名前を告げても正しく伝わらないので「ガギグゲゴのゴに、バビブべのベ」と説明し、その都度クスクス笑われるという屈辱的な人生を送っております。

1990年代(特に1994年以降)、当時20代だった私はライブハウスに入り浸っておりました(だいたい月に15~25回)。
その頃に知り合ったバンドマン達は同級生みたいな感覚で、今でも会うと一瞬で当時の感覚に戻ります。
今回はそんな時代に出会ったバンドです。

第2回 BRAHMAN

BRAHMAN『GROPE OUR WAY』10"

TOSHI-LOW
1997年12月27日 @新宿ロフト

TOSHI-LOWに初めて会ったのは1996年だったと思います。
新宿スポーツセンターで行われていた格闘技の練習会にGMFの遠藤君(Devilock)が連れてきた若者がTOSHI-LOWでした。
ミットを持って蹴りを受けたらフォームが綺麗で。キックボクシングの経験があるとのことでした。
TOSHI-LOWに「よくライブハウスにいますよね」と言われたので、彼も常連のお客さんかと思いきや、BRAHMAN(ブラフマン)っていうバンドをやってます、との返事が。
「やべっ、出演側か。そのバンド、たまに名前見るなー。しかもブラーマンだと思ってた(バカ)」
それくらいの認識でした。

練習に来るようになったTOSHI-LOWから何度もライブに誘われましたが、何かと理由をつけて断り続けました。
当時、私が観に行っていたバンド達よりも少し下になる彼等の世代のバンドに魅力を感じていなかったからです。一握りのバンドを除くと、どこかで聴いたことがあるようなバンドが多かったので。
せっかく知り合ったのだからいつか観ようと思いつつも、好きなバンドや他ジャンルのライブを観に行くのに必死だったので、後回しになっていました。

知り合ってから数ヶ月後。
WRENCHを観にロフトに行くと、会場前でTOSHI-LOWに会いました。BRAHMANも急遽出演することになったというのです。
「とりあえず、これで義理は果たせるかな」くらいの軽い気持ちで接した彼等のライブは私の予想を裏切りました。良い意味で。
彼等の音楽は、個性の無いメロコアや形骸化した似非ミクスチャーバンド達とは全く違うものでした。粗削りではあるものの、既成のカテゴリーに当てはまらない新しさを感じたのです。
その日以降、BRAHMANのライブを観に行くようになりました。

常設道場を持たない私が所属する柔術チームに練習場所を提供してくれたのもTOSHI-LOWです。彼のおかげで格闘技を続けることができました。本当に感謝してます。

2011年3月11日の東日本大震災後、復興再生部を中心とした幡ヶ谷再生大学という非営利活動団体を立ち上げ、精力的に支援活動を続けるBRAHMAN。
我々も幡ヶ谷再生大学の格闘部として、微力ながら協力していきたいと思います。

あの日以降、サインを入れる際に「2011.3.11」と書き込んでいるTOSHI-LOW。熱くて優しい、信頼できる男です。

BRAHMAN『超克』LP

TOSHI-LOW、KOHKI、MAKOTO
2013年3月6日 @新代田フィーバー

RONZI
2013年3月12日 @渋谷の居酒屋

最後に。
これはとても重要なことですが、TOSHI-LOWが好きなプロレスラーは保永、越中、鶴見五郎です。渋い♪

次回はCから始まるアーティストを予定しております。


五辺宏明(ゴベ ヒロアキ)
レコード&昭和プロレス愛好家。
ライブハウスやクラブに足を運び、レコードにサインを入れてもらうことに喜びを感じる生き物。
そんなサイン入りレコードにまつわるアレコレをA to Z順に綴る。
ちなみに、生まれて初めてサインをお願いした有名人は故ジャイアント馬場氏。
(でも本当は80年代の新日&UWF派。好きなレスラーはブロディ、藤波、小林邦昭、後藤達俊、阿修羅原!)

世界中のレコードを、その手の中に

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